福岡ソフトバンクホークス 2011年日本シリーズ優勝記念 チャンピオンリング
※本リングの意匠・デザインの著作権は、福岡ソフトバンクホークス株式会社に帰属しますので、本画像を転載したり、似寄り意匠品を製作したりする事は固く禁じます。
ソフトバンクホークスとして初の日本シリーズ優勝を飾った2011年シーズンは、交流戦の優勝・リーグ優勝で全11球団に勝ち越し、クライマックスシリーズ3連勝の上での日本シリーズ優勝は、まさに「日本一」と言えます。その「日本一」を記念したチャンピオンリングを製作させて頂き、当社としても非常に光栄なお仕事となりました。
10Kホワイトゴールド 36-40g
天然ダイアモンド110個 約3.04ct
特注カット天然シトリン 約11.0ct
このホワイトゴールドは、10Kイエローゴールドのリングに2種のプラチナ(パラジウムとロジウム)を分厚くコーティングした超豪華仕様です。
オーセンティック・スタッフ用
シルバー925 30-35g
キュービックジルコニア
シンセティック・シトリン
You Tubeにアップされたリングセレモニーの様子
making SBH Champions Rings
メイキング・ソフトバンクホークス・チャンピオンリング
まずデザインをご検討頂きました。
計4種の違う型のチャンピオンリングをご提案し、その中からお選び頂いたのが、上記のデザインです。トップにはベースボールダイヤモンドを模した菱形の中にShマークの大型エンブレム。
ストーン上エンブレムは、通常、ストーンより二回り程小さく作り、石に穴をあけてピンで留めますが、この大型エンブレムは石座全体に被せるパターンで、アメリカのチャンピオンリングでもなかなか見ない特殊な形状です。
そしてチームカラーの「レボリューションイエロー」をセンターストーンで表現されたいとの事でしたので、最も近い色の宝石「シトリン」(トパーズの一種)の淡い色のストーンに決まりました。
エンブレムや石座周辺にびっしりと敷き詰める天然ダイヤは、最小1.2mmから最大2.0mmまで数種類のラウンドファセットカットと、エンブレム角のプリンセスカットのダイヤを合わせて合計3.04ct.
今年春にソフトバンクさんが外資から買い取り、名実ともにホームスタジアムになった福岡Yahoo! JAPANドームが、開閉式屋根を開けると特徴的な「鷹のくちばし」の形状になったデザインを精密に再現という、【超難易度】のデザインも。。。
エンブレムは、リングの指サイズに合わせて計6種の大きさを作ります。指サイズが違えば、当然直径が違いますので、石座の幅も違うからです。
もしここで、高熱によってシトリンが割れてしまったり、濁ったりしたら、溶接したエンブレムを外して、石を割って、再度載せ直ししてやり直しです。
10Kゴールドの融点は800℃台ですので、地金にダメージが出ないよう、素早くこの工程を終えなければなりません。
しかし人間、連続して6時間も集中力が続きませんので、1日リング1個分の石留めで限度・・・・
内側にコピーライトと品位表示の打刻をします。
完全に研磨が終わったら、ホワイトゴールド加工をします。2種の白金を3ミクロン以上の厚さでコーティングするのは、特殊設備が必要なので、いくつもの特許を持つ日本トップクラスの鍍金工場の工場長さん直々にコーティングしてもらい完成!!
秋山監督や日本シリーズで優勝に貢献した現役選手にも贈られますが、他球団やMLBに移籍した選手にも贈呈されるそうです。さすが!懐が深い!!!
※本リングの意匠・デザインの著作権は、福岡ソフトバンクホークス株式会社に帰属しますので、本画像を転載したり、似寄り意匠品を製作したりする事は固く禁じられています。